今月の主題 血清リポ蛋白の異常
座談会
血清リポ蛋白—代謝と疾患
八杉 忠男
1
,
中谷 矩章
2
,
板倉 弘重
3
,
秦 葭哉
4
Tadao Yasugi
1
,
Noriaki Nakaya
2
,
Hiroshige Itakura
3
,
Yoshiya Hata
4
1日本大学医学部・第2内科
2東海大学医学部・第1内科
3東京大学医学部・第3内科
4慶応義塾大学医学部・内科
pp.877-888
発行日 1982年5月10日
Published Date 1982/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217765
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リポ蛋白研究の流れ リポ蛋白研究の端緒/Gofmanによる研究/リポ蛋白研究の低迷期/Fredricksonの分類(1965)/その後の研究の進展 組織の脂質の生理的働きと病理的意義 脂質すなわち動脈硬化と思いがちだが/エネルギー源としての脂質/身体構成成分としての脂質/脂質の生理的働きを理解する/体内の活性物質に転換されていく脂質血中転送脂質の生理的働きと病理的意義 血中リポ蛋白の全体像/カイロマイクロンの働き/VLDLの働き/LDLの働き―LDL pathway/HDLの働き/アポ蛋白についてリボ蛋白異常 LDLの異常と動脈硬化/scavenger pathway/HDLの異常/アルコールとHDL/VLDLの異常 臨床上の問題点 臨床症状のないのが特徴/放置しておくと将来どうなるか/予防が大切―医師の関心 治療の方針とそのコツ 患者の生活状況を把握して最も適切な方法を/患者教育と医師の熱意/効果のある運動療法一ただしなかなか難しい/食事制限はまず我慢できるものから/薬物療法の注意点―食事療法は継続/薬は一旦服み出すとやめられないか
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