今月の主題 動脈硬化とリポ蛋白
コレステロールエステル転送蛋白
リポ蛋白A-Ⅰ
近藤 和雄
1
,
蔵田 英明
2
,
貴堂 としみ
3
,
板倉 弘重
4
Kazuo KONDO
1
,
Hideaki KURATA
2
,
Toshimi KIDO
3
,
Hiroshige ITAKURA
4
1国立健康・栄養研究所臨床栄養部
2東京慈恵会医科大学第三内科
3国立健康・栄養研究所臨床栄養部
4国立健康・栄養研究所
キーワード:
リポ蛋白A-Ⅰ
,
LpA-Ⅰ
,
リポ蛋白A-Ⅰ/A-Ⅱ
,
LpA-Ⅰ/A-Ⅱ
,
preβLpA-Ⅰ
Keyword:
リポ蛋白A-Ⅰ
,
LpA-Ⅰ
,
リポ蛋白A-Ⅰ/A-Ⅱ
,
LpA-Ⅰ/A-Ⅱ
,
preβLpA-Ⅰ
pp.1051-1056
発行日 1996年9月15日
Published Date 1996/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903019
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リポ蛋白A-Ⅰ(LpA-Ⅰ)は,HDLの抗動脈硬化作用の本体として脚光を浴びているリポ蛋白である.このアポ蛋白A-Ⅰのみを持ったLpA-Ⅰが組織からコレステロールを引き抜くときの主役であることが,わかってきた.LpA-Ⅰの測定法の開発も進み,虚血性心疾患,糖尿病性腎症,アルコール多飲症などでの,LpA-Ⅰの低下が報告されている.最近では,LpA-Ⅰの中でpreβ位に移動度を持つpreβLpA-Ⅰに注目が集まっている.〔臨床検査 40:1051-1056,1996〕
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