診療基本手技
直腸指診のポイント
西崎 統
1
1聖路加国際病院内科グループ
pp.312
発行日 1982年2月10日
Published Date 1982/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217645
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直腸指診は下部消化器系の症状のある患者のみならず,泌尿器科系や婦人科系の症状のある患者においても欠かすことのできない診察法である.まして入院患者においてはルーチンの身体所見の1つとすべきである.この診察は外来の診察台,あるいはベッドサイドなどにおいても簡単に行え,しかも数多くのインフォメーションを得ることができる.まして,直腸鏡を行う前には内部の状況や走行を知る上において必ず行うべきである.
そこで,もう一度,肛門・直腸部の解剖をよく理解しておく必要がある.
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