増刊号特集 外来泌尿器科マニュアル—私はこうしている
外来検査法の実際
視診・触診・直腸診のポイント
井坂 茂夫
1
1千葉大学医学部泌尿器科
pp.37-39
発行日 1991年5月30日
Published Date 1991/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900331
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診療のポイント
診察の手順
診療機器の発達などにより,今日我々臨床医は数多くの検査手段を用いることができるようになったが,一人一人の患者さんに最も適した検査の手順を計画することは腕の見せ所でもある.例えば老人男性の排尿障害の訴えに対しては,以下の手順で診察することを標準としている.
問診→前立腺癌関係腫瘍マーカー採血→理学的所見(視診,触診,直腸診)→経腹的エコー(腎,膀胱,前立腺)→ウロフロー→残尿測定→尿道造影
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