オスラー博士の生涯・99
「学究生活」The Student Life
日野原 重明
1
,
仁木 久恵
1
Shigeaki HINOHARA
1
,
Hisae NIKI
1
1聖路加看護大学
pp.1792-1798
発行日 1981年10月10日
Published Date 1981/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217377
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ウィリアムオスラー(1849〜1919)は,15年間アメリカ合衆国メリーランド州ボルティモア市に生活し,その間ジョンス・ホプキンス大学医学部の創設とジョンス・ホプキンス病院での診療,研究,教育,運営に全力を注いだ.
健康がすぐれないことと,後進に大役をゆずりたい気持で,55歳の時,ここを辞し,英国オクスフォード大学に欽定教授として移ることになった.
転任前の1905年4月にはカナダのモントリオール市の母校マギル大学医学部に招へいされ,英国に赴く前に北アメリカの医学生,医師に,「学究生活」と題する次の講演を行った.オスラーの遺した数多い講演の中でも,特に有名なものである.
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