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オスラー博士の生涯・101
「25年後に」—臨床医学の教育と学習精神—50歳の時のオスラー博士の講演
After Twenty-Five years
日野原 重明
1
,
仁木 久恵
1
Shigeaki HINOHARA
1
,
Hisae NIKI
1
1聖路加看護大学
pp.2158-2166
発行日 1981年12月10日
Published Date 1981/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217561
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ウィリアム・オスラー博士がジョンス・ホプキンス大学の教授として,新しい医学教育を行っていた50歳の時,1899年9月にカナダの母校マギル大学の医学生,教職員のために特別講演を依頼された.母校の講師に任命されてから25年経ってのことである.
この講演でオスラーは母校の発展を喜ぶとともに,さらに効果的な医学教育を期待し,よき臨床医を作るための教育方法の刷新と教育理念についてここで語っている.
その内容は80有余年後の今日の日本の医学校への手きびしい批判でもあり,また本当の医師作りとは何かが示されているのである.これはまた教養の香り高いオスラーの名講演の一つでもある.
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