神経放射線学
脳奇形
町田 徹
1
,
前原 忠行
2
Tohru MACHIDA
1
,
Tadayuki MAEHARA
2
1東京大学医学部付属病院・放射線科
2東京大学医学部・放射線科
pp.697-703
発行日 1981年4月10日
Published Date 1981/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217139
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脳奇形は,その臨床的重篤度においても種類においても実に多彩である.また,形態学的にきわめて特徴ある所見を呈する疾患も多く,神経放射線診断が非常な威力を発揮しうる分野でもある.CTの導入・普及により脳奇形の診断は容易になった感があるが,頭蓋単純撮影をはじめとする諸検査の有用性も決して忘れ去ることはできない.すでにCTに関してはここ数年多数の著作が発表されているので,ごく簡単に触れるにとどめ,血管撮影,気脳撮影などの所見を中心に述べる.
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