カラーグラフ 臨床医のための内視鏡—パンエンドスコープ
吐血・下血例の緊急内視鏡検査で発見された病変
桜井 幸弘
1
Yukihiro SAKURAI
1
1関東逓信病院・消化器内科
pp.650-651
発行日 1981年4月10日
Published Date 1981/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217130
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吐血 下血のような,あきらかな消化管出血の場合,出血中または出血した証拠の残っている病変を直視下にみることは,最も確実な出血源の診断方法である.パンエンドスコープによる緊急内視鏡検査の意義はこの点にある.しかも最近の内視鏡的止血術の進歩は,出血のコントロールを可能にしつつあり,消化管出血に対してはすみやかに内視鏡検査を行う必要がある.
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