今月の主題 臨床栄養学—最近の進歩
人工栄養法—経静脈栄養法と経腸栄養法を中心として
合併症
山崎 芳郎
1
,
岡田 正
1
Yoshio YAMASAKI
1
,
Akira OKADA
1
1大阪大学医学部・第1外科
pp.622-623
発行日 1981年4月10日
Published Date 1981/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217122
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近年,高カロリー輸液法(IVH)ならびにED(Elemental Diet)をはじめとする経腸栄養法など,人工栄養法の進歩は著しく,各種病態に広く応用されるようになってきた.一方,これら栄養法施行に基づく合併症も多く報告されてきており,それら合併症に対する正しい認識と対処法を十分に把握しておくことが,本法を安全かつ有効に遂行するための必須条件であると考えられる.そこで,本章では表に示す種々の合併症のうち代表的な項目について解説する.
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