今月の主題 肺癌—最近の知識
肺癌の合併症
癌性胸膜炎
泉 三郎
1
,
吉良 枝郎
2
Saburo IZUMI
1
,
Shiro KIRA
2
1自治医科大学・呼吸器内科
2自治医科大学・内科
pp.428-430
発行日 1981年3月10日
Published Date 1981/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217074
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肺癌を疑われた症例ではまず,その組織診断を下し,進行の程度を見きわめる必要がある.胸水の有無は肺癌の病期決定に際しては大きな問題となる.なぜなら胸水が癌性のものであれば病期III(TNM分類)となり,TやNの因子に関係なく,すでに外科手術の適応外ということになるからである.
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