臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
VIII.免疫・アレルギー疾患
Overlap症候群 VS Mixed connective tissue disease
安倍 達
1
Tohru ABE
1
1慶応義塾大学医学部・内科
pp.2028-2029
発行日 1980年11月20日
Published Date 1980/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216862
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MCTDとOverlap症候群
Mixed connective tissue disease(MCTD)は,Sharp, G. によって提唱された症候群で,全身性エリテマトーデス(SLE),強皮症(PSS)および多発性筋炎(PM)の症状を合わせ持ち,RNP抗体が陽性である.また教室では,同一症例に複数の膠原病の特徴を合わせ持ち,診断基準を十分満足するものをOverlap症候群(OL)として別個に取り扱ってきた.
この2つに共通する所見は,いずれも膠原病疾患相互の重複現象を持つということである.
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