病気のはなし
MCTD(Mixed connective tissue disease)
橋本 博史
1
1順天堂大学医学部膠原病内科
pp.1320-1325
発行日 1988年11月1日
Published Date 1988/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205480
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サマリー
MCTDは,SLE,PSS,PM・DMなど二つ以上の膠原病の併存を思わせる臨床像と,血清中にnRNP抗体高値陽性を特徴とする膠原病である.その原因は不明であるが,その発症のレトロウイルス感染の関与を示唆する報告がみられる.MCTDは,通常,ステロイドによく反応し予後良好であるが,その予後は前景に立つ病態によるところが大きく,特に肺高血圧症は主たる死因となる.
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