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診療指針
降圧剤の使い方
Application of Hypotensive Drugs
渡辺 孝
1
Takashi Watanabe
1
1群馬大学第2内科
1The 2nd Dept. of Internal Medicine,School of Medicine, Gunma University.
pp.40-44
発行日 1965年1月15日
Published Date 1965/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201402
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はじめに
降圧剤治療の目的は,上腕動脈の血圧を下げることではない。重要臓器の血行動態の改善,高圧による血管壁傷害の予防が目的である。ここに数多い降圧剤の中から適当な薬剤を選択する目標を置く。次に同一患者でも,季節により生活の変化により刻々と影響をうける血圧に対して,常に適当な降圧であるよう,だんだん投与量を加減しなければならない。
降圧剤治療はその薬理面と患者の病態面の適応を指標として慎重に用いなくてはならない。
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