今月の主題 感染症—治療の実際
臓器感染症の治療法
消化管感染症
大貫 寿衛
1
Hisae OHNUKI
1
1国際親善総合病院・内科
pp.1540-1541
発行日 1980年10月10日
Published Date 1980/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216715
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はじめに
感染性腸炎治療の第1は脱水対策で,第2が除菌である.ことに小児,老人,重症例では補液が重要で,脱水の程度,心疾患などの合併症の有無によって補液量を増減する.電解質に注意することが大切だが,成人では大量補液を要するほどの症例は少ない.補液の詳細は省略し,以下の本稿では抗菌剤の投与に関して述べる.
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