今月の主題 甲状腺疾患診療の進歩
検査(カラーグラフ)
甲状腺シンチグラムと病理
鳥塚 莞爾
1
,
森田 陸司
2
,
小西 淳二
1
,
池窪 勝治
1
,
笠木 寛治
1
,
遠藤 啓吾
1
,
飯田 泰啓
1
Kanji TORITSUKA
1
,
Rikushi MORITA
2
,
Junji KONISHI
1
,
Katsuji IKEKUBO
1
,
Kanji KASAGI
1
,
Keigo ENDO
1
,
Yasuhiro IIDA
1
1京都大学医学部・核医学科
2京都大学医学部・放射線部
pp.699-703
発行日 1980年5月10日
Published Date 1980/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216512
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はじめに
甲状腺シンチグラフィには従来,131Iが用いられたが,表1に示すごとく,被曝線量の軽減のたあ,123Iまたは99mTcO4の使用が推奨されている.腫瘍シンチグラフィに関しては,99mTc-bleomycin(99mTc-BLM)の有用性を認めている.また,筆者らは十数年前より,各種甲状腺疾患患者に甲状腺針生検による甲状腺組織の検索をルーチンとして実施している.
以下,甲状腺シンチグラムと組織像とを対比させて述べる.
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