今月の主題 甲状腺疾患診療の進歩
トピックス
視床下部—下垂体系と甲状腺
山田 隆司
1
Takashi YAMADA
1
1信州大学医学部付属順応医学研究施設・内分泌内科
pp.664-667
発行日 1980年5月10日
Published Date 1980/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216503
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ここ10年来におけるこの分野の最も大きな収穫は,視床下部よりTRHが抽出され,合成されて臨床的に応用され,診断,治療の面で大きな福音が得られたことである.今後に残された大きな臨床的課題は,TRHを甲状腺疾患以外にどう使用し得るかということであろう.この意味で,できる限り具体的事実をあげて述べてゆくことにしたい.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.