臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
I.尿検査
13.顕微鏡的血尿
山本 博章
1
1川崎協同病院小児科
pp.1652-1653
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216117
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異常値を示す疾患
尿沈渣所見は,通常,鏡検上何視野に何個という表現がとられるので,定量的な印象を与えるが,原則的には,定性的なものと考えておくべきであり,かつ他の一般的定性的臨床検査に比し,再現性の困難なことも多い.
尿沈渣検査は,一般には,尿10mlをスピッツにとり,1,500rpm,5分遠心し,上清を一気に捨て,管底に残る約0.1〜0.2mlを軽く攪伴し,その一部をのせガラスにとり,400倍で鏡検し,10視野以上を平均して,何視野に何個という表現をする.
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