臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
I.尿検査
12.膿尿
小川 秋實
1
1信州大泌尿器科
pp.1650-1651
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216116
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はじめに
正しい方法で採取した尿を新鮮なうちに検査して,尿沈渣の400倍1視野に数個以上の膿球(白血球)が存在すれば,肉眼的に清澄であっても厳密には膿尿である.しかし,普通は肉眼的な尿混濁があり,それが膿球による場合を膿尿と称する傾向がある.顕微鏡的な膿尿であっても,その臨床的意義は肉眼的膿尿とほとんど同じである.
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