臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅰ.尿検査
13.顕微鏡的血尿
山本 博章
1
Hiroaki Yamamoto
1
1川崎協同病院・小児科
pp.2106-2107
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219334
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異常を示す疾患
尿沈渣検査は,通常,尿10mlをスピッツにとり,1,500rpm,5分遠心し,上清を一気に捨て,管底に残る0.1〜0.2mlを軽く攪拌し,その一部をのせガラスにとり,400倍で鏡検し,10視野を平均して,1視野に何個という表現をする.それゆえ,定量的な印象を与えるが,定性的と考えるべきであり,再現性の困難な場合も少なくない.また,近年,顕微鏡の広角化が進められており,その面からも定量的な意味はうすめられている.
病的顕微鏡的血尿を惹起する疾患を,原因別に表に示した.
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