Japanese
English
綜説
顕微鏡的血尿の臨床的意義
The clinical significance of asymptomatic microscopic hematuria
丸茂 健
1
,
松本 真由子
1
Ken Marumo
1
,
Mayuko Matsumoto
1
1東京歯科大学市川総合病院泌尿器科
1Department of Urology,Tokyo Dental College,Ichikawa General Hospital
キーワード:
顕微鏡的血尿
,
尿路性器疾患
,
健診
Keyword:
顕微鏡的血尿
,
尿路性器疾患
,
健診
pp.953-961
発行日 2006年12月20日
Published Date 2006/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101008
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要旨 顕微鏡的血尿の原因疾患を発見し,患者の健康を守ることが最も重要であるが,すべての陽性者について一様に診断を進めることは医療経済効率の面から議論のあるところである。二次検診として,超音波検査,血清免疫グロブリン測定,尿細胞診検査は侵襲が低く,幅広く疾患発見に寄与する。さらに,対象が有する危険因子に適宜応じた検査による高次検診を,また経過観察も含めて積極的に精査を行うことは,尿路性器疾患の早期発見のために意義がある。
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