図譜・消化器病の超音波診断 他検査法との対比による症例の検討
良性肝疾患と門脈圧亢進症の超音波診断
木村 邦夫
1
,
高橋 法昭
1
,
五月女 直樹
1
,
浅田 学
2
,
唐沢 英偉
3
,
税所 宏光
1
,
土屋 幸浩
1
,
大野 孝則
1
,
大藤 正雄
1
1千葉大第1内科
2旭中央病院
3国立横浜東病院・内科
pp.1542-1551
発行日 1979年10月10日
Published Date 1979/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216090
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はじめに
超音波検査法は患者に苦痛を与えない非侵襲的な検査法であり,反復検査が可能である.とくにGray-scale表示装置の出現と進歩により限局性肝疾患におけるその診断と有用性は高く評価を得ており,質の高いスクリーニング法として普及しつつある.最近実用化されたリニア電子走査形装置では実時間表示での映像観察が可能となり,肝疾患の診断に際しても次のような利点を有する.
1)操作が簡便で,映像の再現性が高い.
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