今月の主題 肺機能検査の実際
肺機能検査成績のよみ方
このデータから何を考えるか
長野 準
1
,
井上 甝夫
6
,
西本 幸男
2
,
西田 修実
2
,
佐竹 辰夫
3
,
高木 健三
3
,
滝島 任
4
,
菊地 亮
4
,
山林 一
5
1国療南福岡病院
2広島大第2内科
3名大第2内科
4東北大第1内科
5東海大第2内科
6医療南福岡病院内科
pp.548-559
発行日 1979年4月10日
Published Date 1979/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402215846
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症例1 25歳,男 溶接工
現病歴 1年前に何ら誘因なく突然息苦しくなり,喘鳴を発するようになった.薬物ではほとんど改善しなかった.そのままで1年間就労したが,溶接の際のガス吸入で増悪はしていない.1年後に咳,少量の痰が加わってきた.呼吸困難は呼気で強く,抗生物質や気管支拡張剤を試みたが効果はなかった.
入院時所見 強い肩呼吸あり.チアノーゼ(-).聴診で胸骨上部付近に鋭いラ音がある.
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