臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
IX.免疫・アレルギー疾患
1.アレルギー疾患の局所療法
鼻アレルギー局所薬物療法—適応と使い方
奥田 稔
1
,
今野 昭義
2
1和歌山医大耳鼻咽喉科
2秋田大耳鼻咽喉科
pp.2167-2169
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208294
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はじめに
全身的副作用をさけ,局所に大量の薬剤を投与できる点で局所薬物療法は大きな利点をもっている.鼻腔への局所投与は操作が簡単なため噴霧器やネブライザーを用いて,古くから一般に行われているが,最近鼻用の定量噴霧器,撒粉器が作られ,また局所療法に適当な抗アレルギー剤が開発されたためより一般的になり,患者自身の自宅治療が容易となった.鼻アレルギーの主な薬物療法について紹介したい.
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