臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
III.呼吸器疾患
4.気管支拡張症の治療
体位ドレナージの適応とポイント
福井 俊夫
1
1川崎市立井田病院呼吸器科
pp.1834-1835
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208168
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どんなとき体位ドレナージをするか
体位ドレナージとは以下に述べるようないろいろな体位をとることによって,気管支内に貯留した痰を流出させ,喀出させる治療法で,その対象となる病態は,気道内分泌物が多く,咳による袪痰がうまくできない場合であり,その代表としては気管支拡張症,肺化膿症などがあげられるが,慢性気管支炎,汎細気管支炎,感染を伴う肺気腫などの痰の多い呼吸器疾患のすべてが体位ドレナージの適応となる.
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