図譜・大腸内視鏡診断学
IX.大腸隆起性病変—(2)非上皮性悪性腫瘍(転移性腫瘍,カルチノイドを含む)
長廻 紘
1
,
佐々木 宏晃
1東女医大消化器病センター
pp.1321-1324
発行日 1978年9月10日
Published Date 1978/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208031
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今回は大腸肉腫とその類似疾患について述べる.大腸の肉腫は稀な疾患であるが,回盲部には比較的好発し,その存在を知っていることは,各種の回盲部疾患との鑑別上重要である.大腸の転移性癌,悪性リンパ腫,白血病の大腸病変も,興味ある内視鏡所見を呈するので,あわせて述べる.また,上皮性腫瘍であるが,肉眼像は非上皮性腫瘍像を呈するカルチノイドについても述べる.
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