私の本棚
—高瀬吉雄 著—アレルギ—入門一臨床医のための66章 —小林登著—免疫系と免疫病一臨床細胞免疫学 —山村 雄一,小林 登監修—免疫
柴田 一郎
pp.894
発行日 1978年6月10日
Published Date 1978/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207925
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新しい免疫学を学びとるために
この20年たらずの間の免疫学の発達はすさまじい.爆発的な発展をみたのはBurnetの抗体産生理論(1959)以後のことであろうか.いつのまにかすべての臨床分野に新しい免疫学が導入されて,内科の各領域が書き改められてしまった.古い血清学の講義を聞いてきた者にとっては,まったくの革命といえるような状態になってきて,内科の教科書ですらその知識なくしては理解しにくい点が多くなってきた.
こんな時に,私も免疫学の簡単な知識を得たいと思い何冊かアタックして,中断も何度かくり返したが,3冊の本を読むことにより一応その基礎知識を得ることができたように思うので同じ悩みを持つ同学の士も多いと考えて経験を述べてみよう.
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