medicina CPC—下記の症例を診断してください
労作後の失神発作をくり返した73歳男性の例
石村 孝夫
1
,
五味 朋子
2
,
藤田 安幸
3
,
春見 建一
3
,
後藤 晃
4
,
太田 怜
5
1虎の門病院循環器科
2関東逓信病院内科
3昭和大藤が丘病院内科
4昭和大藤が丘病院病理科
5自衛隊中央病院研究検査科
pp.895-908
発行日 1978年6月10日
Published Date 1978/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207926
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症例 M. I. 73歳 男性
主訴 労作に伴う失神発作
現病歴 生来健康.昭和51年4月,坂道を登ったあと,突然,前胸部不快感,冷汗を覚え,その場に坐りこんだ直後,失神した.意識は数分後に回復したが,そのとき,とくに頭痛,めまい,動悸,悪心,嘔吐,手足のしびれ,麻痺などの自覚症状を感じることはなかった.その後,同様の失神発作が階段昇降,歩行,食事などの労作中あるいは労作後に頻発するようになり,昭和52年4月30日,当科外来受診し,同年5月17日,失神発作精査のため当科に入院した.
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