今月の主題 免疫診断法と免疫療法
免疫診断法・血清成分
自己抗体の検出
大藤 眞
1
1岡山大・第3内科
pp.789-791
発行日 1978年6月10日
Published Date 1978/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207896
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はじめに
日常の臨床で検出の必要な自己抗体は15以上あり,それぞれに有用な検出法が用いられている.それらの検出法と出現する主なる疾病を一括すると表のごとくなる.
以上のうち抗赤血球抗体検出のクームス試験や二相性寒冷溶血素検出のDonath-Landsteiner反応は古くからよく知られているので,本稿では誌面の都合もあって,その他の現今最も重要視されているいくつかの自己抗体の検出法とその臨床的意義について述べる.
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