今月の主題 免疫血液学検査法の進歩
抗体の検出
好中球抗体の検出
倉辻 忠俊
1
Tadatoshi KURATSUJI
1
1国立小児病院小児医療研究センター共同利用室
pp.636-640
発行日 1988年6月15日
Published Date 1988/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913666
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
抗好中球抗体の検査法には細胞凝集法,細胞結合性抗体法,補体を介した細胞傷害試験,リンパ球を介した細胞傷害試験などがある.簡単な方法として毛細管を用いた細胞凝集法,フローサイトメトリーを利用した間接蛍光法がある.おのおのの方法で検知した抗体と,病態・臨床症状との因果関係は直ちには結びつけられないが,ある種の好中球減少症や自己免疫疾患,顆粒球輸注などで,ある程度の指標にはなる.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.