外来診療・ここが聞きたい
抗生物質の使い方—慢性胆のう炎を中心に
国井 乙彦
1,2
,
西崎 統
3
1東大医科研病態薬理
2東大医科研内科
3聖路加国際病院内科
pp.428-431
発行日 1978年3月10日
Published Date 1978/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207800
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症例
患者 K. T. 60歳,主婦.
現病歴 約3年前にくり返す発熱,黄痘と嘔吐で近医に入院,胆のう炎の診断で内科的治療を受けた.その後も発熱,黄疸をくり返しており,2年前から本院に通院している.時々の外来にて検査を行っているが,X線検査で胆のうは淡く造影されている.いずれにしろ,くり返す胆のう炎で手術をすすめているが,現在は家健の事情で拒否している.
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