今月の主題 ミオパチー最近の進歩
カラーグラフ
光顕レベルでわかること
佐藤 猛
1,2
1新潟大脳研
2新潟大神経病理
pp.2094-2095
発行日 1976年12月10日
Published Date 1976/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206966
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生検筋の光顕診断のためには,①ホルマリン固定,パラフィン包埋,②-160℃凍結,③電顕用エポン包埋組織などを作成する.診断には,(i)萎縮筋線維のfiber type,分布状態(小径線維群,モザイク状,不規則散在性,perifascicularなど),(ii)筋線維の構築の変化;(a)横紋,筋原線維,筋形質の変化,異常構造物(ネマリン小体など),(b)筋核,(c)組織化学的変化(糖原病など),(iii)間質の状態,細胞浸潤などについて検索し,神経原性,筋原性,両者の混在,特殊なミオパチー,炎症性などを診断する.
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