Japanese
English
原著
皮膚神経系腫瘍の光顕レベルにおける再検討—特に抗S−100蛋白による染色を中心として
Re-investigation about Tumors of Neural Tissue with Light Microscopy
田中 光
1
,
蜂須賀 裕志
1
,
森 理
1
,
笹井 陽一郎
1
Hikaru TANAKA
1
,
Hiroshi HACHISUKA
1
,
Osamu MORI
1
,
Yoichiro SASAI
1
1久留米大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Kurume University School of Medicine
pp.61-64
発行日 1985年1月1日
Published Date 1985/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203185
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牛の脳より抽出したS−100蛋白で兎を免疫し,抗S−100蛋白抗体を作製した.この抗体を用いて,PAP法により皮膚神経系腫瘍群(神経腫・神経鞘腫・神経線維腫)を鑑別した.その結果,染色されたシュワン細胞の腫瘍内に占める割合・分布・染色性により従来のあらゆる染色法よりも,より明確に皮膚神経系腫瘍群を鑑別できた.なお対照として神経系腫瘍ではない皮膚線維腫を用いた.
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