臨時増刊特集 日常役立つ診療技術
診断篇
VIII.中枢神経系疾患の診断技術
2.局所脳循環—133Xe内頸動脈注入法による測定法
上村 和夫
1
,
沓沢 尚之
2
1秋田県立脳血管研究所放射線科
2秋田県立脳血管研究所内科
pp.1758-1761
発行日 1976年12月5日
Published Date 1976/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206892
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局所脳循環測定には種々の方法があるが,患者の診療を対象とした場合,1961年Lassen and Ingvarにより発表された放射性希ガス内頸動脈注入法による脳clearance法に限られるといってよいであろう一本測定法は,現在ではよりγ線量の多い133Xeが使用され,また,検出器やデータ処理技術の進歩により,最近では最小1cm平方程度の分解能を持つ測定も可能となっている1〜3).
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