小児の検査
肺活量
隅田 展廣
1
1川崎市立井田病院・小児喘息センター
pp.1276-1277
発行日 1975年7月10日
Published Date 1975/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206151
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肺活量の測定は,器具もそろっており,小児にも割合簡単に行い得る検査である.これにより肺機能の面からは,拘束性障害の有無を判定する情報を得ることができる.しかし肺活量だけを測定することは少ない.肺活量は容量を示すだけで時間の因子が入っていない.したがって一般には,肺活量の測定のほかに,最大吸気量,予備呼気量,努力肺活量,1秒量,1秒率および最大換気量などを同時に測定する.これらのデータを総合して利用することが多い.
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