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今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技
肺活量測定
The measurement procedure of the vital capacity
須賀 洋子
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部
キーワード:
標準法
,
最大努力
,
妥当性
,
再現性
,
採択方法
Keyword:
標準法
,
最大努力
,
妥当性
,
再現性
,
採択方法
pp.172-178
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200702
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Point
●検査前の説明では,被検者に,測定時の呼吸の仕方だけでなく,最大吸気と最大呼気を最大限まで行うことが重要であることを強調し,頑張ってもらうよう説明する.
●肺活量(VC)測定は標準法で行う.すなわち,安静換気から最大呼気,最大吸気,最大呼気し,吸気肺活量(IVC)と呼気肺活量(EVC)の両方を連続測定して大きいほうをVCとする.
●タイミングよく,かつ声の調子にメリハリを付けて掛け声を掛け,最大吸気位と最大呼気位で被検者の最大限の努力を引き出すようにする.
●安静呼気位,各分画を正確に測定することも重要である.
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