今月の主題 出血傾向の新知識
出血と止血のしくみ
血液凝固のしくみ
福武 勝博
1
,
伊藤 多紀
1
1東医大臨床病理
pp.890-892
発行日 1975年5月10日
Published Date 1975/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206024
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はじめに
凝血の機序については古くはMorawitz(1904)がいわゆる古典的凝血論を発表しているが,その後,血液凝固に関する研究の進歩により次々と新しい因子が発見された.そして種々の混乱を防ぐために1954年国際血液凝固因子名称選定委員会は凝血因子の名称を表のごとく,また1963年に凝血過程の模型図(図1)を提案している.
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