今月の主題 喘息の本質から治療まで
公衆衛生の立場からみた喘息
わが国の職業性喘息
中村 晋
1
1日大第1内科
pp.1517-1519
発行日 1974年12月10日
Published Date 1974/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205683
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職業アレルギー研究会が発足したのは1970年8月で,その後年1回会合が持たれ,全国から同好の士の参加と協力を得て毎年熱心な討議が行われ,多大の成果を挙げている.筆者はこれまで2回職業性喘息に関する総説を試みた.最初は第1回の本研究会までのわが国の職業性喘息に関する知見を概説
し1),続篇では第3回までの新しい趨勢を紹介した2).その後もさらに多くの興味ある報告がみられているので,今回は本年7月開催された第5回研究会までの知見を中心に,アレルギー学会総会における発表,あるいは関係論文から若干の事項を引用し,最新の話題を加えてわが国の職業性喘息を一瞥してみたい.
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