Japanese
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今月の主題 神経内科の動き
注目されている神経病
放射線脊髄障害
Radiation Myelopathy
津屋 旭
1
1癌研究会付属病院・放射線科
pp.1441-1443
発行日 1974年11月10日
Published Date 1974/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205661
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1941年,Ahlbomの報告以来,本症は比較的稀な疾患と考えられてきたが,1960年以降,テレコバルト治療,超高圧X線治療が普及し,悪性腫瘍の治癒率が向上するとともに,本症の発生は漸増し,現在まで約180例の報告が見られる.最近の筆者のアンケート調査によって,日本においても53例が見られている1).
これは深部線量の増加によって,照射野内に含まれる正常脊髄がその耐容線量を超えて照射される場合に発症するもので,医原性のものと考えられ,最近急にその関心が高まってきた.
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