Japanese
English
特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷
Ⅵ尿路の放射線損傷
後腹膜放射線照射による尿管狭窄および腎機能障害の予防法
Ureteral Stricture and Kidney Disfunction Caused by Retroperitoneal Irradiation and Its Prophylaxis
津屋 旭
1
,
河合 恒雄
2
,
福島 修司
2
,
堀内 満水雄
2
,
増淵 一正
3
,
木村 光男
3
,
青木 幹雄
4
Akira Tsuya
1
,
Tsuneo Kawai
2
,
Shuji Fukushima
2
,
Masuo Horiuchi
2
,
Kazumasa Masubuchi
3
,
Mitsuo Kimura
3
,
Mikio Aoki
4
1癌研究会付属病院放射線科
2癌研究会付属病院泌尿科
3癌研究会付属病院婦人科
4癌研究会付属病院病理
1Department of Radiology, Cancer Institute Hospital
2Department of Urology, Cancer Institute Hospital
3Department of Gynecology, Cancer Institute Hospital
4Department of Pathology, Cancer Institute Hospital
pp.248-257
発行日 1968年12月25日
Published Date 1968/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200592
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尿管に対する放射線障害の危惧のある対象疾患は,子宮頸癌,膀胱癌,前立腺癌,睾丸腫瘍および後腹膜腫瘍等であるが,このうちで最も問題になるのが,子宮頸癌であり,また睾丸腫瘍の後腹膜リンパ節照射である。
ことに,子宮頸癌と尿路の障害については,古くより論じられており,それには癌の浸潤によるものと放射線照射によるものとがあげられている。その他の悪性腫瘍に対する後腹膜照射で尿管狭窄をきたすことは極く稀なことであるから,ここでは,子宮頸癌を中心に尿管の放射線障害について論ずることとする。
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