洋書紹介
—W. W. Sutow, T. J. Vietti & D. J. Fernbach編—Clinical Pediatric Oncology
沢口 重徳
1
1国立小児病院外科
pp.490
発行日 1974年4月10日
Published Date 1974/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205391
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小児悪性腫瘍の臨床に関する新知見を整理
小児の悪性腫瘍は,わが国においても,最近その重要性がいよいよ高まってきたが,この方面の包括的な著書は内外ともに極めて乏しい実状であって,日常多くの困難な問題に直面している関係の人々は,おそらく一種の飢餓感さえもって,新著の頁を繰ることであろう.
本書は米国のSouthwest Cancer Chemotherapy Study Groupの小児部会のメンバーが,豊富な経験と長年にわたる研究をもとに記したもので,臨床家を主な対象とし,各科領域における小児悪性腫瘍の臨床の進歩と現況をのべることを主眼としている.したがって病理学的事項は必要最小限にとどめられた.
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