特集 耳鼻咽喉科領域における症候群
Wolf-Parkinson-White症候群(W.P.W.症候群)
pp.1344
発行日 1967年12月20日
Published Date 1967/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203888
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心機能障害である。しばしば,一過性頻脈と関係がある。EKGでR-Zackeの上行脚にKnotenがあり,PR間隔の短縮。ある場合にはPR間隔の短縮のみである。この症状は継続することもあり発作性のこともある。
平野(1961)は口蓋裂のある5歳男子で,EKGの所見にPQの異常短縮,QRSの延長,QRS上行脚の結節があるところからWPW症候群とした。この例は手術的に口蓋裂を治癒せしめた。WPW症候群と口蓋裂の合併症についての文献的考察を行なったとあるが抄録なので書いてない。
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