特集 これだけは知っておきたい治療のポイント
VII 神経
3.神経系治療薬剤の選び方
筋弛緩剤—その作用と適応
渡辺 誠介
1,2
1千葉大第1内科
2日大
pp.1826-1827
発行日 1973年11月20日
Published Date 1973/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205123
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筋トーヌスの異常
筋の異常緊張は筋の受動的伸展に対する態度,いわゆる腱反射の程度などにより,固縮rigidityと痙縮spasticityに大別される.
固縮というのはパーキンソニスムにみられるように,安静時にも筋トーヌスが高まっており,受動的伸展に対しては鉛管を曲げたり伸したりするときの感じ(lead pipe phenomen)を受ける、固縮は錐体外路系の異常--とくにγ系の異常--として説明される.
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