今月の主題 転換期に立つ検診
検(健)診実施上の問題点
高血圧検診
富永 忠弘
1
1東北大・第2内科
pp.980-981
発行日 1973年8月10日
Published Date 1973/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204849
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集検には前提的制約があるため,精度その他においておのずと限界が存在するのは止むを得ないが,脈管事故死亡が国民総死亡の40%を占め,人口老齢化の進みつつあるわが国の現況から,高血圧集検の社会的意義は大きく,かつその効果の増大が強く期待されている.高血圧を臨床およびフィールドで取り扱ってきた立場から,みずからへの反省をもこめて,高血圧集検をめぐる問題点を考えてみることにしたい、
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