検体の取扱い方と検査成績
血清電解質,微量無機成分
石井 暢
1
1昭和大・臨床病理
pp.248-249
発行日 1973年2月10日
Published Date 1973/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204620
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ナトリウムNa,カリウムK,クロールCl,鉄Fe,ヨウ素Iなど,血清中の電解質ないし無機成分はその量きわめて微々たるものであるが,体内で生理学的に重要な役割を果たし,その濃度のわずかな変動が重大な意味をもつ.したがって測定法は精密,正確でなければならない.
また一方,血清中のこれらの成分と同一物質は地上に広く存在し,生活環境内で普遍的にみられ,また種々の形の製品として身辺に存在するため,それらからの汚染にも常にさらされていると考えなければならない.
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