特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
VII.神経糸
5.神経検査のポイント
徒手筋力テスト
服部 一郎
1
1長尾病院
pp.1246-1248
発行日 1972年7月5日
Published Date 1972/7/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204270
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目的
この徒手筋力テスト(Manual Muscle Testing,略号MMT)には二つの目的がある.一つは外傷その他の場合,どの神経が,どの筋がやられているか正確に知る診断テクニックとして,またdystrophia musculorum progressiva, Landry麻痺など下位ニューロン障害の時,神経学的所見の一つとして麻痺筋の分布,程度,時間的経過(つまり悪化や回復)を正確に観察記録するためである、もう一つは本来の目的であるmedical rehabilitationにおける障害の評価evaluation,再評価reevaluationの一方法としてである.
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