特別掲載
ツボと経絡と針麻酔の原理
北京針麻酔協同班
,
守屋 洋
pp.557-564
発行日 1972年4月10日
Published Date 1972/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204071
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針麻酔はわが国の多数の医療従事者が偉大な指導者毛主席の「中国の医薬学は偉大な宝庫であり,その発堀と向上につとめなければならない」との教えを守って,臨床実践を通じて獲得した新しい成果である.針麻酔の臨床と理論研究はともに不断に発展し,豊富な経験を積み重ねている.針を体に刺す,または耳に刺すという従来の針麻酔法の基礎の上に立って,多数の医療従事者は実践を通じてさらに多くの他の形式の針麻酔法の開発に成功し,針麻酔の前途をいっそう明るいものにしている.針麻酔の理論原理については,神経系統の働きを重視する見方,経絡説をとる見方など,さまざまな見方があり,討論が続けられている.われわれは,毛主席の哲学思想を学び運用し,実践を繰り返すことによって,必ずや針麻酔の科学的原理をつきとめることができると信じている.
われわれは,現に針麻酔で手術が行なわれているという基礎の上に立って,針麻酔の原理に検討を加えてみた.ここでは,討論の争点となった幾つかの間題について,われわれの初歩的な見方を紹介してみたい.
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