日常検査のすすめかた
出血傾向
藤巻 道男
1
1東医大臨床病理
pp.1916-1917
発行日 1971年12月10日
Published Date 1971/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203940
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出血傾向に関する検査は,スクリーニング・テストとして,まず簡易な信頼度の高い検査を行ない,その検査成績より凝血機構のどの部分に異常があるかを推測し,さらに精密な検査が進められる.
止血機構は,1)血管機能,2)血小板機能,3)血液凝固機能の調和せる複合作用によって止血が行なわれる.これらの止血機構のいずれか,または組み合わさったものの障害によって出血傾向は起因するものである.
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