特集 もう見逃さない!迷わない!―非血液専門医のための血液診療
この血液病態を見逃してはいけない―専門医への紹介のタイミング
出血傾向
窓岩 清治
1
1自治医科大学分子病態研究部
pp.456-461
発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107368
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ポイント
◎出血傾向は,明確な外傷などがないにもかかわらず出血がみられる(自然出血),軽微な外的要因に対して過剰な出血をきたす(過剰出血),出血後の止血が得られにくい(止血困難),あるいはいったん止血した後に再度出血をきたす(後出血),などの総称である.
◎出血傾向は,その原因により先天性(遺伝性)と後天性に大別される.それぞれ治療方針が大きく異なるため,問診により両者を大まかに鑑別することがポイントとなる.
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