治療のポイント
内科領域におけるカルベニシリンの適応
斉藤 篤
1
1慈恵医大上田内科
pp.1199-1201
発行日 1971年7月10日
Published Date 1971/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203759
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近年,合成Penicillin(PC)の開発は,一方ではDicloxacillin,Flucloxacillinなどの耐性ブ菌用PC剤に,他方ではAmpiciliin(AB-PC)に代表される広域PC剤にむけられている.
1963年Beecham研究所で開発されたCarbenicillin(CB-PC)は後者に属し,その構造式はAB-PCのamino基がcarboxyl基に置換されたものである.抗菌spectrumはAB-PCに類似するが,緑膿菌,変形菌にはAB-PCよりもすぐれた抗菌力を示すといわれている.
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