特別記事・学会の話題 '71 日本医学会総会・内科関係学会から
熱心な討議に終始した脳卒中の発生機序,スモンに関する研究など—第12回日本神経学会総会から(4月3,4日:東京)
田崎 義昭
1
,
古和 久幸
1
1北里大内科
pp.1128-1129
発行日 1971年6月10日
Published Date 1971/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203736
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第12回日本神経学会総会は,東大神経内科の豊倉康夫教授を会長として4月3,4の両日にわたり品川文化会館で行なわれた.
桜も7分咲きというのにまだ底冷えのする気候であったが,9時半の開会時には熱心な会員が席を埋め,終始活発な討議が展開された.会場は大ホールを用いてのA会場と小ホールのB会場に分かれていたが,狭いB会場は常に立錐の余地もなく,テレビを通じて別室で講演をきくほどであった.今回は第18回日本医学会総会を控えていたので,開期が2日間に圧縮され,プログラム編成に委員のかたがたも苦労されたことと思う.応募演題218題のうち120題を口演とし,討議時間を十分にとったことは良策であったと思う.
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